マビノギで人に出会う方法は、ダンジョンのパーティ募集だけではない。ダンバートンの広場で演奏を聴きながら曲の話をしたり、生活コンテンツを一緒に楽しんだり、同じ趣味を持つ人と合奏の準備をしたりもできる。
戦闘がうまくなければ会話に加われないゲームではないという点が、マビノギの独特な魅力だ。
✦ PCマビノギをひと目で
エリンで過ごす一日
マビノギは、2004年6月に正式サービスを始めたPC MMORPGだ。公式の紹介でも、自分で作った音楽をほかの人に聴かせて、友達と合奏したり公演したりする暮らしを、代表的な特徴として掲げている。
料理や採集、衣装の着せ替えのような、戦闘とは違う活動も、エリンで時間を過ごす方法だ。強い装備をそろえる代わりに、気に入った服を探して、広場で演奏を聴いて、次に一緒に遊ぶ人に出会う一日を過ごすこともできる。
ほかのゲームでは、そういう活動ばかりしていると、だんだん置いていかれてランキングが下がるけれど、マビノギはそういう感じがずっと少ない。平和に楽しめるゲームだ。
縁が結婚と家族につながるシステム
✦ 出会いから家族まで
関係がつながる順番
マビノギには、プレイヤーキャラクター同士が婚約して、結婚式を挙げるシステムがある。結婚はまず婚約の申請をするところから始まる。結婚案内人に相手のキャラクター名を入力して、プロポーズの文言を書くと申請が届いて、相手が承諾すれば婚約が成立する。
ゲームの中で送る告白に、直接文言を書けるという点からして、なかなか真剣だ。
婚約のあとは、指輪と招待状を準備して、式場を開いて、ゲストを招待できる。招待状には結婚の日付とチャンネル、時間を書いておけて、招待された友達は一緒に式に参列する。
公開パーティやダンジョン攻略で出会った知り合いを結婚式に招待して、普段一緒に遊んでいた人たちと、関係の次の場面をつくる構造だ。
✦ 式場三か所
雰囲気がそれぞれ違う
式場は三か所だ。イメンマハには大聖堂があって、フィリアには時間と天気の影響を受ける野外の式場がある。フィリアでは、夜になると花火も見られる。バレスの式場は氷の結晶の飾りが特徴だ。
ただ、利用できる式場は、結婚する二人のキャラクターの種族の組み合わせによって決まっている。三か所の雰囲気がそれぞれ違うのは、変わらない。
✦ ファミリー機能
結婚のあとに広がる関係
結婚のあとは、ファミリーシステムで関係を広げられる。夫婦がファミリーをつくったあと、最大六つのキャラクターを子どもとして登録できて、家族関係を家系図で確認できる。
同じチャンネルに接続している家族を呼び出す機能もあって、ファミリーのメンバーが一緒にパーティを組むと、経験値ボーナスももらえる。二人で始めた関係が、ゲームの中で一緒に冒険する小さな共同体へ広がるわけだ。
ファミリーには、いたずらっぽい「家訓」の設定もある。たとえば、生命力ポーションを使わない、動物のモンスターを倒さないのように、家族だけのルールを決められる。ルールを破ると、家族に小言を言われる演出もある。
ファミリーが、ただ名前を束ねておくだけの機能ではなく、一緒に守る約束と冗談をつくるシステムだという点が面白い。
エリンで出会い、現実でも縁をつないだ人たち
✦ 現実につながった事例
2013年のインベンの報道
マビノギで始まった関係が現実につながった事例もある。2013年4月に韓国のゲームメディアのインベンは、ゲームで出会った二組のカップルが、翌日に現実の結婚式を挙げる予定だと報じた。
ネクソンは、二人を祝う「2013 マビノギ 幸せプロジェクト」を知らせて、実際に結婚を控えたり結婚したりしたカップルに、ゲームの中で着用できる記念アイテムと特別なタイトルを提供する方式だった。
現在の公式アーカイブのガイドにも、ゲームで出会って結婚したカップルを対象にした幸せプロジェクトが紹介されている。
この事例が見せてくれるのは、ゲームが自動で恋人をつくってくれるという意味ではない。同じ空間で何度も顔を合わせて、一緒にやる活動があって、お互いの好みを知っていく時間ができるということだ。
ソロのプレイヤーなら、最初から結婚相手を探そうと意気込むより、合奏する人や生活コンテンツを一緒にやる仲間、よく挨拶するギルドのメンバーをつくるほうが自然だ。関係は、大げさな告白より、また会う理由から始まることもあるから。
マビノギ エターニティは何を変えようとしているのか
✦ エターニティが変えるもの
公開された開発記録基準
マビノギ エターニティは、マビノギモバイルでも別の続編でもない。既存のPCマビノギのエンジンをアンリアルエンジンに入れ替えて、エリンを長く続けていく土台をつくるプロジェクトだ。
開発陣も、グラフィックを上げるだけの作業ではなく、既存の世界を移しながら、これからワールドやシステムを改善しやすい構造を整える作業だと説明した。
✦ ワールドの地域の整理
開発陣が説明した数字
ワールドの移植は、背景を新しいエンジンにそのまま移すレベルで終わらない。
開発陣によると、常時構成する必要がある地域を絞ると約400か所が残って、このうち演出用の特別な地域を除いて、構造的に統合できるところを整理したら約350か所になった。
優先順位は、プレイヤーが長く滞在するウルラ大陸の主要な町に置いて、ダンバートンでは、学校へ行く道のように遠回りしなければならなかった動線を整える作業を紹介した。
古い町をきれいにすることと、毎日歩く道を楽にすることを、一緒に進めているわけだ。
キャラクターの外見を移す過程も楽ではない。エターニティの開発記録は、既存のヘアと目、口、表情、顔の装飾などと互換させる必要があって、既存の基本の顔をもとに始めたけれど、顔の形そのものを改善する必要があったと説明している。
耳の大きさを一つ変えると、耳の形に合わせて切られたヘアやウィッグを埋め直さなければならないし、メガネのつるやイヤリング、マスクのひものような、耳と顔の位置に影響される装飾も調整しなければならない。
キャラクターの顔を一つ整える作業が、つながった外見アイテムとデータの作業へ広がるわけだ。
10月8日に公開されたサウンドの開発記録は、目に見えない変化も見せてくれた。ネア湖では、天気がいいときに聞こえていた鳥と虫の声が、雨が降ると減って、代わりに風と雨の音が生きてくる。雨の日には室内でも雨の音が聞こえるように構成した。
ガイレフの丘のように、乾燥して見晴らしのいい場所は、広い空間をかすめる風と、まばらに聞こえる音を中心に、雰囲気を変えてつくった。同じエリンの中でも、場所と天気によって耳に入ってくる世界が変わるわけだ。
音楽の作業には、笑える裏話もある。開発陣は、アルビの一般ダンジョンの原曲にうっすら感じられるジャズの雰囲気をもっと強く生かして編曲したけれど、実際にゲームに入れてみたら、ダンジョンに合わず、音楽だけが格好をつけすぎている感じだったという。
結局、アルビの一般ダンジョンの音楽は、別の方向で最終的に編曲した。原曲を現代的に変えるとしても、マビノギ特有の雰囲気を逃さないことが大事だという話だ。
✦ エターニティの知らせの順番
2026年
エターニティは、2026年9月3日から6日まで、選ばれたテスターを対象に、四日間のアルファテストを行った。テストのあと、ミン・ギョンフン総括ディレクターは、新しくなったエリンのビジュアルとBGM、キャラクターのカスタマイズに、いい反応があったと明らかにした。
同時に、UIのサイズとフォントの読みやすさ、インタラクションと操作、戦闘の手ごたえとターゲティングの使いやすさを、次の改善課題に挙げた。最初の公開テストで、風景だけでなく、実際にプレイするときの感覚も一緒に点検したわけだ。
いま縁をつくりたいなら、実際にプレイできる既存のPCマビノギの、音楽・生活・パーティ・ファミリーのコンテンツから見てみるといい。そしてエターニティの知らせでは、おなじみのダンバートンの道がどう変わるか、雨のエリンの音がどれだけ繊細になるか、見守る価値がある。
古い世界を新しくつくり直す作業は、グラフィックだけの問題ではなく、人々がその中で積み上げてきた時間と思い出を、どうつないでいくかに関わることでもあるから。私もマビノギ エターニティに関心が多いから、新しい知らせが出たら伝えるね。
今回はここまでにするよ。また会おう。
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🌐 英語版: Mabinogi at 23: Finding Bonds and What Eternity Will Change
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