『オーバーウォッチ』で、一戦の仲間が生涯の相手になった4組

『オーバーウォッチ』で出会った4組のカップルを描いたイラスト

『オーバーウォッチ』ってどんなゲーム?

『オーバーウォッチ』は、2016年5月24日に出たチーム対戦型のヒーローシューティングゲームなんだ。プレイヤーは武器もスキルもアルティメットも違うヒーローを選んで、拠点を取ったり貨物を護衛したり、戦場ごとの目標をめぐって戦う。

元は、二つのチームが6人ずつで戦う6対6が基本だったよ。

✦ ロール別の人気ヒーロー

よく選ばれるヒーローとその特徴

タンクラインハルト
バリアを広げて味方を守り、チャージで戦線を切り開く
タンクD.Va
メックの機動力を生かし、ディフェンスマトリックスで正面から飛んでくる弾を防ぎ、自爆で戦線を揺さぶる
ダメージソルジャー:76
スプリントで素早く動く万能アタッカー。バイオティックフィールドで回復し、タクティカルバイザーで敵を自動で狙う
ダメージゲンジ
手裏剣、疾風斬、弾き返しで素早く敵を倒す
サポートアナ
遠くから回復し、スリープダートで敵を眠らせ、ナノブーストで味方を強化する
サポートキリコ
癒しの御札と浄化の鈴で味方を守り、瞬間移動で素早く合流する

2019年に「ロール固定コンペティティブ」が入ってからは、タンク・ダメージ・サポートのヒーローの数を決めてチームを組む形が定着した。2022年10月には続編『オーバーウォッチ2』が出て、原作に代わったんだ。

ロール固定対戦の基本編成も5対5、つまりタンク1人、ダメージ2人、サポート2人に変わったよ。

ただ、『オーバーウォッチ2』は続編として出たのに、前作と比べて変化が足りないと批判する人もいた。その後ブリザードは、2026年2月にゲーム名から数字の「2」を外したんだ。

開発陣は、これを継続的に進化するライブサービスゲームとして方向を立て直すリブランディングだと説明した。つまり、今サービスされている『オーバーウォッチ』は『オーバーウォッチ2』のこと。名前から「2」だけが消えたんだね。

今はロール固定コンペティティブが5対5で、自由コンペティティブでは6対6でロールに関係なくヒーローを選べる。ただし、タンクはチームごとに最大二人までだよ。

✦ 戦場ごとの目標

モードによってやることが違う

✔ 拠点:占領して、一定時間守る
✔ 貨物:目的地まで護衛する
✔ ロボット:押して、敵陣のほうへ進める

戦場ごとに目標も違うんだ。拠点を占領して一定時間守ったり、貨物を目的地まで護衛したり、ロボットを押して敵陣のほうへ進んだりするモードがある。タンクは前で攻撃を受け止めたり突入口を開いたりして、ダメージは敵を圧迫して倒すチャンスをつくる。

サポートは、回復や補助スキルで味方が戦い続けられるように助ける。アルティメットをいつ使うか、相手の編成に合わせてヒーローを替えるかどうかを判断する場面も多いよ。

一人でうまくやるだけじゃ勝ちにくいから、チームメイトと息が合ったときに戦いが一気にほどける感覚がある。

仲間との絆やゲームの世界観を象徴するシネマティックトレーラー〈Zero Hour〉の公式日本語版です。
* YouTubeチャンネル『Overwatch: オーバーウォッチ』にあがっている動画だよ。

これから紹介する四組のカップルは、みんな原作の『オーバーウォッチ』で出会った縁なんだ。グループ募集でチームを組んだ人もいれば、コンペティティブやクイックプレイでたまたま同じチームになった人もいる。その始まりがどうつながったのか、ひとつずつ見ていこう。

グループ募集から始まった縁

原作の『オーバーウォッチ』には、試合の前に一緒にプレイする人を集める「グループ募集」機能があった。2018年6月のアップデートで追加されて、プレイモードや希望ロール、ボイスチャットを使うかどうかなどを決めて、あらかじめチームを組めたんだ。

ランダムマッチングを待つ代わりに、先にグループを作って、条件が合うプレイヤーを集める方式だよ。ただし、この機能は2022年に『オーバーウォッチ2』が出たときに削除された。

✦ Wu-Changの場合:出会いから結婚まで

グループ募集で始まった縁

1グループを作る
タイトルは「I can pocket you」
2初日に10戦ほど
二人で一緒にプレイした
3ほぼ毎日プレイ
何時間も一緒に遊んで友達になった
4付き合って、会う
男性がアメリカからベルギーへ。2週間を一緒に過ごす
5結婚
2023年

レディット利用者のWu-Changは、原作のグループ募集で今の夫に出会ったと明かした。彼女が作ったグループのタイトルは「I can pocket you」だった。

「ポケット」は、サポートヒーローが特定の味方について回って、回復や攻撃力強化で集中的に支えるプレイのことだよ。男性がグループに入ってきて、二人は初日だけで10戦ほど一緒にプレイした。

Wu-Changは学校に行かなきゃいけなくて先に寝たけど、そのあとはほぼ毎日、何時間も一緒にプレイして友達になったんだ。

時間がたって、男性のほうから付き合おうと言って、Wu-Changは受け入れた。二人は会う約束をして、男性はアメリカからベルギーまで来て2週間を一緒に過ごしたあと、プロポーズした。全部の荷物をまとめてベルギーに戻ってきて、二人は2023年に結婚したそうだよ。

コンペティティブで出会った配偶者

2019年7月3日、Mizzerellaという利用者がブリザードの「オーバーウォッチ フォーラム」に結婚の知らせを投稿した。2018年の初めにコンペティティブで配偶者に出会って、最初は友達として、何か月もほぼ毎晩一緒にプレイしていたんだって。

そのうち、相手が毎週末、家に来るようになったらしい。二人は恋人になって、投稿の何か月か前から一緒に暮らしていたそうだよ。そして、投稿したまさにその日に結婚式を挙げたと明かした。

✦ ラインハルトとマーシーの役割

前で守って、後ろで支える組み合わせ

ラインハルト
タンク。前方のバリアで仲間を守る
マーシー
サポート。味方を回復して、攻撃力を高める

2025年2月には、「オーバーウォッチが私たちを家族にした」というタイトルの投稿がレディットに上がった。投稿者はランダムなコンペティティブで相手に初めて会ったという。相手はラインハルト、投稿者はマーシーを使っていたんだ。

二人はすぐに仲良くなって、ずっと一緒にゲームをして、冗談まじりの好意を交わしているうちに、実際に会って恋に落ちたと明かした。投稿した時点ですでに結婚7年目で、子どもも「オーバーウォッチキッズ」と紹介していたよ。

ラインハルトは前方にバリアを張ってチームメイトを守るタンクで、マーシーは味方を回復したり攻撃力を高めたりするサポートだよ。一人が前でバリアを立てて、もう一人が後ろから回復と攻撃力強化を担当する組み合わせだね。

カップルになるのにちょうどいい組み合わせだったみたいだね。

リジャン・タワーから始まった縁

アニーとマイケルは、2016年のクリスマスが過ぎた夜遅く、クイックプレイの「リジャン・タワー」で初めて一緒にゲームをした。アニーはフロリダ州タンパから、マイケルはニューメキシコ州リオランチョから接続していたんだ。

✦ スマーフって何?

「上級者のサブアカウント」のこと

スマーフ
• 実力の高い利用者が別のアカウントを作って、初心者帯でもう一度プレイすること
• 由来は1990年代の『ウォークラフト2』。腕のいい二人のプレイヤーが、正体を隠して別の名前で活動したのが始まり
• ブリザードの『ウォークラフト2』用語集には、Warp!とShlonglorがこうした行為を「Smurfing」と呼ぶようになったと記録されている。当時の記録には、二人がPapaSmurfとSmurfetteという名前を使った例も残っている

アニーはキャラクターをうまく扱うマイケルに「スマーフアカウント?」と聞いた。マイケルが「たぶんね」と答えると、アニーは自分のグループに入って試合をキャリーしてくれないかと聞いて、彼は提案を受け入れたんだ。

二人はこの出会いを結婚式用のウェブサイトに自分たちで書いた。ウェブサイトには、2023年5月25日の挙式と披露宴の予定も載っていたよ。クイックプレイの一戦で交わした冗談みたいな言葉をきっかけに、いつの間にか生涯の相手を見つけたんだ。

一緒にプレイすれば仲良くなれるとは限らないけど…

✦ コンペティティブで起きやすいこと

仲良くなるか、けんかになるか

勝ち負けがランクに響く
編成がずれたり息が合わなかったりすると、疲れが大きくなる
戦いの流れが速い
一回のミスがチーム全体を崩すこともある
長く続いているゲーム
初心者には入り口に壁がある

コンペティティブは勝ち負けがランクに反映されるから、チームの編成がずれたり息が合わなかったりすると疲れが大きくなる。戦いの流れは速くて、一回のミスがチーム全体を崩すこともあるよ。

だから、同じチームメイトと仲良くなることもあるけど、お互いを罵り合ってけんかになる場合も多いんだ。

特に『オーバーウォッチ』は長く続いているゲームだから、初心者が入っていくには壁があるのは事実だよ。

古いゲームの「ワールド・オブ・ウォークラフト」が「フォーエバー」版で新しく出ても、新人には「あの人たちだけの新しい世界」のように感じられるのと同じで、『オーバーウォッチ』にもすでにマニアや上級者がとても多い。

でも、もともとシューティングゲームが好きで、基本的な感覚があるプレイヤーなら、一緒に遊べない理由もないはず。そして、『オーバーウォッチ』ほどたくさんのカップルを生んだゲームも珍しいと思う。

今回はここまでにするよ。また会おう。

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