『リネージュII』の血盟で生まれた恋、オープンベータの縁

アデン大陸で共に冒険するリネージュIIのカップルキャラクターのイラスト

アデン大陸での冒険

✦ 『リネージュII』の基本情報

オープンベータから正式サービスまで

オープンベータ
2003年7月9日
正式サービス
2003年10月1日
ジャンル
3DファンタジーMMORPG
舞台
アデン大陸を中心にしたファンタジーの世界

『リネージュII』は2003年7月9日にオープンベータを始めて、同じ年の10月1日に正式サービスを始めた3DファンタジーMMORPGだよ。プレイヤーは好きな種族と職業を選んで、キャラクターを育てていく。

アデン大陸のフィールドを歩き回ってモンスターを狩って、クエストをこなして経験値を貯める。装備を手に入れて、もっと強い狩り場やボスに挑む、という流れだね。

成長の途中には一人で狩りをする時間もある。でも、強いモンスターやレイドボスが相手なら、パーティを組んで役割を分けないといけないんだ。

選べる職業はサーバーの種類やアップデートの時期で変わる。ひとまず覚醒サーバーを基準に、職業群を大きな役割で分けると、ナイト、ウォリアー、ローグ、アーチャー、ウィザード、サマナー、ヒーラー、エンチャンターに分けられるよ。

✦ 覚醒サーバーの職業群と役割

大きく八つに分けるとこうなる

ナイト盾と防御スキルで敵の攻撃を受け止めるタンク
ウォリアー剣・鈍器・槍などを使う近接アタッカー
ローグ短剣で素早く踏み込む近接アタッカー
アーチャー弓・クロスボウの遠距離アタッカー
ウィザード魔法の遠距離アタッカー
サマナー召喚獣と一緒に戦うアタッカー
ヒーラー体力回復・状態異常の解除でサポート
エンチャンター攻撃力・防御力を強化するバッファー

ナイトは盾と防御スキルで敵の攻撃を受け止めるタンク。ウォリアーは剣・鈍器・槍などを使う近接アタッカーだ。ローグは短剣で素早く踏み込んで、アーチャーは弓とクロスボウで距離を取って攻撃する。

ウィザードは魔法で遠くから攻撃して、サマナーは召喚獣と一緒に戦う。ヒーラーは仲間の体力回復と状態異常の解除ができて、エンチャンターはパーティメンバーの攻撃力や防御力などを強化するよ。

種族ごとの転職の系譜まで見ると、パラディン・ダークアベンジャー・テンプルナイト・シリエンナイトのようなナイト系、グラディエーターやウォーロードのようなウォリアー系などに細かく分かれる。

2026年10月のBASICアップデートでは、短剣を使う近接戦闘クラスの覇王:バーツも追加された。

「血盟」は『リネージュ』シリーズを代表する組織で、一般的なMMORPGのギルドと似ているけれど、もう少し結びつきが強いんだ。

たとえば最近のMMORPGだと、ギルドの多くが「自由加入」で運営されていて、ギルドコンテンツや報酬だけ楽しんで急に抜けても、誰も気にしないことが多いでしょ。でも『リネージュ』の血盟は、そんなに軽くない。

お互いに志を同じくして、助け合って、守り合って、レイドや攻城戦でも一緒に戦う強い結びつきの組織なんだ。だから『リネージュ』系のゲームを遊んでいると血盟員との絆が強くなって、そのせいでゲームをやめられない人もときどき見かける。

ほかのゲームではキャラクターはただの「自分の持ち物」だけど、『リネージュ』では自分が抜けると血盟の力が弱くなるし、ときには血盟が崩れてしまうこともあるからね。

✦ 血盟の戦い方

情報の共有から攻城戦まで

✔ 情報共有:狩りの情報を分け合って、パーティを組む
✔ 攻城戦:城をめぐって複数の血盟が同盟を結ぶ
✔ 役割分担:タンク・アタッカー・ヒーラー・エンチャンターがそれぞれの役目を果たす

血盟では狩りの情報を共有したり、パーティを組んだりするのはもちろん、城をめぐる攻城戦では、複数の血盟が同盟を結んで攻撃と防御を進めることもある。

タンクが前列を守っている間にアタッカーは敵を押さえ込んで、ヒーラーとエンチャンターは味方の生存と戦闘能力を支える。レイドや攻城戦はログイン時間を合わせて作戦を立てることが大事だから、同じ人と何度も会うことになって、声を聞きながら一緒に動くようになるんだ。

〈広大なアデン大陸の壮大な世界観と、多彩なクラスの勇姿を描いた公式シネマティック映像。〉
* YouTubeチャンネル『Lineage II』にあがっている動画だよ。

血盟で結ばれた縁

2013年3月15日、韓国・釜山のある食堂で、ウナギがおいしそうに焼けていた。食卓には一人の男性と奥さん、生後二か月の娘さんが座っていて、向かいにはこの家族を長いあいだ見守ってきた人類学の研究者がいたんだ。

男性は好きなゲームの話をしているうちに、『リネージュII』のいちばんいいところを「一人じゃないってことですよ」と表した。研究者が論文で「スウィート・ブラザー(Sweet Brother)」と呼んだ人だよ。

そしてその人と奥さんは、『リネージュII』で結ばれたカップルだった。

✦ 出会いから釜山への引っ越しまで

スウィート・ブラザー夫婦の流れ

1血盟で出会う
一緒に狩りをして、レイドの準備をした
2ゲーム友達から恋愛へ
最初はただの友達だった
3ゲームの外でも会う
関係が深まっていった
4釜山へ引っ越し
奥さんが京畿道北西部から移った

スウィート・ブラザーは釜山の中心部にある小さな事務所で、一人で保険の仕事をしていたらしい。お客さんと電話したり契約書を準備したりしない時間はゲームにログインして、血盟員と狩りをして、レイドの準備をしていたんだ。そこで今の奥さんと初めて知り合った。

最初はただのゲーム友達だったのが、だんだん恋愛に発展して、関係が深まるとゲームの外でも会うようになった。一緒に暮らすと決めたあと、奥さんが京畿道北西部から釜山に引っ越したんだよ。

研究者は2012年6月に釜山で二人に会って、翌年3月には幼い娘さんと一緒の食事の席にも招かれたんだ。

同じ血盟にはもう一組の夫婦がいた。この二人も『リネージュII』で初めて出会って、オンラインで始まった関係が深まって、オフラインでも会うようになった。四人は毎週末、釜山と金海のPCバンを行き来して一緒にゲームをしていたそうだよ。

ゲームの中の血盟で出会った二組のカップルが現実でも友達になって、週末を一緒に過ごす仲になったんだ。ログイン時間が合えばレイドや団体狩りをして、ゲームを休む日はお互いの日常の話をして。

〈オープンベータ当時の熱気と記憶を色濃く残す、2004年公開の『クロニクル3』公式CG映像。〉
* YouTubeチャンネル『Lineage II』にあがっている動画だよ。

オープンベータが終わってすぐ結婚したカップル

『リネージュII』の初期から、ゲームで出会ってすぐ夫婦になった例があったよ。2011年のバトルトーナメントに出場したベストファミリーのチームには、2003年のオープンベータで初めて出会って、オープンベータ終了後に結婚した夫婦がいたんだ。

そのあともゲームを一緒に楽しんでいたそうだ。

ゲームで出会って結婚したカップルが集まった場もあった。2011年5月28日、ソウル汝矣島のヨット船着場で開かれた「ヨットで行くトーキングアイランド」のパーティだよ。参加者は家族や恋人、友達と会場に集まって、二つのチームに分かれてヨットに乗った。

✦ 「ヨットで行くトーキングアイランド」

2011年5月28日、ソウル汝矣島

ヨット体験
参加者が二つのチームに分かれて乗船
ポラロイド写真
チーム別・個人別に撮って掲示板に貼る
プレゼントの発表
ゲームで出会って結婚した参加者が対象

船の上では、チーム別・個人別のポラロイド写真を撮って、会場の掲示板に貼った。ヨット体験のあとステージに上がったエヌシーソフトのキム・テクホン専務は、ゲームで出会って結婚した参加者にプレゼントを贈ると発表したんだ。

すると20組ほどのカップルがステージに上がってきて、ゲームのボス「ヴァラカスのネックレス」をプレゼントすると約束したよ。

韓国のゲームだけど、海外でも遊べる

✦ 地域別のサービス運営会社

韓国からヨーロッパ、ロシアまで

アジア
• 韓国:NC(PURPLE PC)
• 日本:NC Japan
• 台湾:NC Taiwan
北米・ヨーロッパ・ロシア
• NC Americaサービス圏:NC America(PURPLE)
• ヨーロッパ:Innova(4game、42か国)
• ロシア・CIS:Mir Hobby

PC版『リネージュII』は韓国のほかに日本と台湾で現地サービスをしていて、北米地域とヨーロッパ、ロシア・CIS地域にも別の運営会社がある。日本はNC Japan、台湾はNC Taiwanが担当しているよ。

ヨーロッパはInnovaが4gameを通じて42か国でサービスしている。ロシア地域はMir Hobbyがロシア・ウクライナ・ジョージアとCIS諸国を対象に運営しているんだ。

韓国ではPURPLE PCでゲームをインストールできて、2026年10月28日にはBASICサーバーのグルーディン・グルーディオ・ギランが新しくオープンした。日本・台湾・北米・ヨーロッパ・ロシアのサービスは、各地域の公式サイトとアカウントで運営されているよ。

MMORPGが好きで、結びつきの強い血盟の中で新しい縁に出会いたいなら、このゲームを一度遊んでみて。その血盟員が一生の友達になるかもしれないよ。一生の伴侶になることもあるかも。ふふっ♡

今回はここまでにするよ。また会おう。

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